クライアント PCへのソフトウェアの導入作業が契約に含まれるシステム開発プロジェクトがある。導入作業の行動に関する記述のうち、適切なものだけを全て挙げたものはどれか。 a 導入作業中に契約外のPCが見つかった。そのPCを導入対象外とした。 b 導入作業中に契約外の PCへの導入を依頼された。依頼に基づいて、その対応を無償で行った。 c 導入作業の続行が困難な状態となった。発注者と合意し、導入前の状態に復旧した。
この設問が問うていること
システム開発プロジェクトにおける、スコープ管理と問題発生時の適切な対応について問う設問です。
総合解説
この問題は、システム開発プロジェクトにおいて、契約範囲の遵守(スコープ管理)と、予期せぬ問題が発生した際の適切な対応について問うています。 行動a:導入作業中に契約外のPCが見つかった場合、それを導入対象外とするのは、プロジェクトのスコープ(作業範囲)を厳守する上で非常に重要な行動です。契約外の作業を行うと、プロジェクトの予算や納期に影響が出るため、適切な判断と言えます。 行動b:契約外のPCへの導入依頼を無償で行うことは、スコープクリープ(Scope Creep:プロジェクトの作業範囲が当初の計画を超えて拡大すること)の典型例であり、不適切な行動です。追加作業が発生する場合は、必ず発注者と協議し、契約変更や追加費用の発生について合意を得る必要があります。無償で行うことは、プロジェクトの採算性を悪化させ、他の作業に影響を与える可能性があります。 行動c:導入作業の続行が困難な状態となった際に、発注者と合意の上で導入前の状態に復旧させるのは、リスク管理と顧客との良好な関係維持のために適切な行動です。問題が発生した場合、勝手に作業を中断したり、無理に続行してさらに状況を悪化させたりするのではなく、速やかに発注者と情報共有し、合意形成に基づいて対応することが求められます。 以上の理由から、適切な行動は「a」と「c」であり、これらを組み合わせた選択肢ウが正解となります。
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