ある組織では過去には全員出社して業務を遂行していたが、現在は出社とテレワークの両方を使い分けて業務を遂行している。この組織において、ファシリティマネジメントの観点で改善を図っている事例として、適切なものだけを全て挙げたものはどれか。 a 従業員のPCにインストールされた Web 会議用のソフトウェアを常に最新にし、Web 会議における利便性及びセキュリティを向上させる。 b 執務室のレイアウト変更や大画面の TV 会議室の設置を行い、従業員間のコミュニケーションを取りやすくする。 c 出社率を踏まえてフリーアドレスエリアの割合を増加し、オフィスを縮小させる。 d 短時間勤務や自宅外での業務を可能とする制度を導入し、様々な従業員が業務に参画しやすくする。
この設問が問うていること
ファシリティマネジメントの概念と、具体的な改善事例について問う設問です。
総合解説
この設問は、企業が所有する施設や設備を経営的な視点から最適に管理・活用する「ファシリティマネジメント」について理解しているかを問うものです。 ファシリティマネジメントとは、企業・組織が保有する施設や設備(オフィスビル、工場、情報システムなど)を、経営戦略に基づいて総合的に企画・管理・活用する経営活動のことです。コスト削減、生産性向上、安全性・快適性の確保などを目的とします。 ・ bの選択肢:執務室のレイアウト変更や大画面のTV会議室の設置は、従業員の働きやすさやコミュニケーションの促進といった生産性向上を目指し、物理的な施設(ファシリティ)を最適化する活動です。これはファシリティマネジメントの具体的な取り組みに該当します。 ・ cの選択肢:出社率の変化に合わせてフリーアドレスエリアを増やし、オフィスを縮小することは、物理的な空間(ファシリティ)を効率的に利用し、コストを削減する目的で行われる活動です。これもファシリティマネジメントの重要な側面です。 ・ aの選択肢:Web会議用ソフトウェアの管理は、IT資産管理や情報セキュリティ管理の領域であり、ファシリティマネジメントとは直接関係ありません。 ・ dの選択肢:短時間勤務や自宅外での業務制度の導入は、人事制度や働き方改革に関するものであり、ファシリティマネジメントの範疇ではありません。 したがって、ファシリティマネジメントの観点から適切な事例はbとcであり、正解はウとなります。
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